アメリカのトランプ政権がカナダとメキシコに対して発動した関税を巡り、ラトニック商務長官は5日にもトランプ大統領が両国との妥協案を発表する可能性を示唆しました。
トランプ政権はカナダとメキシコからの輸入品に対する25%の関税を4日に発動し、両国は早速、報復関税で対抗する構えを見せています。
報復の連鎖が懸念されるなか、アメリカのラトニック商務長官はフォックス・ビジネスのインタビューで、両国が合成麻薬フェンタニルの流入対策を改善する意向を示していて、トランプ大統領が「何らかの妥協点」を見出そうとしていると明らかにしました。
妥協点については、関税の一時停止ではなく25%としている関税の引き下げなども視野に検討されているとみられ、早ければ5日にも発表する可能性があるということです。