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春の味覚に異変「タケノコ」が高すぎる 市場でも“国産はゼロ”

経済

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 春の味覚「タケノコ」のシーズンですが、今年は驚きの高値になっています。一体、何が起きているんでしょうか。

■今が旬!タケノコが高すぎる

 今が旬のタケノコがたっぷり入ったほかほかの炊き込みご飯。この時期、都内の飲食店では、鹿児島から新鮮な生のタケノコを仕入れています。

南青山 いと家 伊藤祐紀代表 「この時期はタケノコ尽くしが超人気」

 ところが今、タケノコの価格が高騰しています。

南青山 いと家 伊藤祐紀代表 「年々上がっていって、去年から今年にかけても1.5倍くらい値段が上がっている。このまま値段が上がっていくと、タケノコのコースの値段も少しずつ上げてしまうことも客に了承してもらってやっていかないと立ち行かなくなっちゃうとすごく複雑な心境」

 本来、3月は産地から続々とタケノコが届くはずですが…。5日、都内のスーパーを取材すると売られているのは水煮だけで、生のタケノコはありません。

アキダイ 秋葉弘道社長 「高い。市場に入ってきていない。客から問い合わせがあって確認したら目が飛び出るような値段。(生タケノコは)原価でも1個1200から1300円する。どう考えても庶民の食べ物ではない」

 飲食店でも、タケノコ料理がメニューから消えました。

キッチンやまよし 店主 「今年は高くて買えない。店では提供できないので、今は(タケノコを)使っていない」

 市場でも、タケノコが少ない異常事態です。

名古屋青果 磯貝隆さん 「きょうはこれだけ」

 入荷できたのは中国産のタケノコのみで、国産はゼロ。

名古屋青果 磯貝隆さん 「中国産のみの入荷。約50ケースの入荷になる」

 中国産も入荷量が例年の半分ほどで、価格は2倍に高騰。さらに、国産タケノコが入荷できない要因は、産地の天候不順にあるといいます。

名古屋青果 磯貝隆さん 「タケノコは春野菜のなかでも温度と雨水分が必要な野菜。今年においては足りてない状態が続いている」

■おすすめは“サツマイモ”ご飯

 では、品薄のタケノコに代わるおすすめの食材は…。

アキダイ 秋葉弘道社長 「タケノコご飯をサツマイモご飯にする。サツマイモは一年で今が一番うまい。2月、3月が熟成されて一番うまい状態」

 秋に収穫されるサツマイモは寒い冬に貯蔵することで、春には甘みが増しておいしくなると太鼓判です。

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