セブン&アイ・ホールディングスは「イトーヨーカ堂」などを束ねる中間持ち株会社をアメリカの投資ファンドに約8100億円で売却すると発表しました。
セブン&アイは去年10月、コンビニエンスストア以外の事業を分離し、「イトーヨーカ堂」や「ロフト」などを束ねる中間持ち株会社「ヨーク・ホールディングス」を設立しています。
セブン&アイは今月6日に取締役会を開き、ヨークホールディングスを8147億円でアメリカの投資ファンド「ベインキャピタル」に売却することを決めました。
今後、株式の保有割合がベインキャピタルは60%、セブン&アイは35.07%、創業家は4.93%となるようにセブン&アイと創業家が出資する予定だとしています。
また、企業価値を高める狙いから、北米のコンビニ事業を2026年の下半期までにアメリカで上場させる方針も決めたと発表しました。
このほか、2030年度までに総額2兆円の自社株買いを実施する予定だと明らかにしました。