天皇皇后両陛下が来月7日に硫黄島を日帰りで訪問されると宮内庁が発表しました。
天皇皇后両陛下は7日午前に羽田空港から政府専用機で出発し、約2時間半のフライトで東京都の小笠原諸島の硫黄島に初めて降り立たれる予定です。
硫黄島では太平洋戦争末期にアメリカ軍との間で激しい戦闘が繰り広げられ、旧日本兵ら約2万1900人が命を落としました。
戦後80年の節目に際し、両陛下は午後に政府が建立した「戦没者の碑」や小笠原村が整備した平和祈念墓地公園、都が管理する「鎮魂の丘」をそれぞれ訪れ、花を供えて拝礼される予定です。
その後、両陛下は戦没者の遺族らと懇談し、夜に皇居に戻られます。
一方、今年は南硫黄島が日本で初めて原生自然環境保全地域に指定されてから50年の節目でもあり、両陛下は小笠原諸島の自然についても説明を受けられる予定です。