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寺に迫る火の手…SNSで発信を続ける住職の思い「緑豊かな児島半島が焼け野原に。山火事の恐ろしさ知って」 岡山・南区宮浦

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 焼け焦げた地面に、寺の近くで上がる煙を撮影した動画。SNSに投稿したのは岡山市南区宮浦の寺、松林寺の荒城祥善住職(47)です。

(松林寺/荒城祥善 住職)
「怖いのは怖いんですけど、火の怖さも含めて山火事の恐ろしさを広く知ってもらいたい、で現状の情報発信をできる人がやるというのが大事かと思ってさせていただいています」

 明治時代からこの場所にある松林寺。火はそのすぐ近くにまで迫ってきました。

(松林寺/荒城祥善 住職)
「もうきょう(26日)この上に火柱が立って、でお昼過ぎは竹林の上ですね……ここへ煙がいっぱい上がってヘリコプターがかけてくださって。相当上から見ると焦りました」

「私はこの児島半島が緑豊かですごくきれいなところだと昔から思っていて、そこが一面焼け野原になっている、この緑の財産がなくなっていくというのをただただ傍観するだけでは終わりたくないというのがあって、『ひどいことになっているよ』と一人でも多くの方に知っていただければと思います」

 延焼が続く状況で荒城さんが期待するのは……。

(松林寺/荒城祥善 住職)
「いやもう……雨には期待はしています。ただ晴れの国と言われるところから『大雨になってくれるのかな?』という、いつもと逆の不安があるんですけど、ただただザンザンぶりになってくれて山の熱が静まってくれたらいいなと切に願っています」

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