足元の運用環境が改善していることなどから、日本生命は確定給付型企業年金の実質的な予定利率を約3倍に引き上げると発表しました。
確定給付型の企業年金は市場の金利や運用実績が変動しても予定利率が保証される保険商品です。
国内では約13兆円の残高があります。
日本生命の予定利率は現在0.5%ですが、2026年度からの3年間は0.95%上乗せし、実質的に1.45%まで引き上げるということです。
大手生命保険では、明治安田生命が2025年度から確定給付型の企業年金の実質的な予定利率を1.3%に引き上げます。
競争が激しくなるなか、日本生命は予定利率を業界最高水準に引き上げて残高を増やしていく狙いです。