「瀬戸内少年野球団」「少年時代」などの作品で知られる映画監督の篠田正浩さんが亡くなりました。94歳でした。
関係者によりますと、篠田正浩さんは3月25日、肺炎のため亡くなりました。
篠田さんは1960年に「恋の片道切符」で映画監督デビューし、60年代には大島渚監督や吉田喜重監督とともに、その奔放さや反権威的な作風から松竹ヌーベルバーグの旗手と呼ばれ注目されました。
1966年には女優の岩下志麻さんと結婚。その後、「瀬戸内少年野球団」や「写楽」などの名作を次々と世に送り出しました。
1986年に「鑓の権三」でベルリン国際映画祭で銀熊賞を獲得したほか、1990年には「少年時代」で日本アカデミー賞の作品賞、監督賞を受賞しています。
葬儀と告別式は近親者のみですでに執り行われ、後日お別れの会を行うということです。
画像:朝日新聞