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よく似た“食べ物”と間違え トリカブト誤食 “有毒”スイセン…どう見分ける?

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 猛毒のトリカブトをおひたしにして食べた女性が救急搬送されました。

 神奈川県の60代の女性が「ニリンソウ」と思い込み、おひたしにして食べたのは「トリカブト」。その後、口、手、足の順に「しびれ」や「まひ」の症状が現れました。

東京都薬用植物園 中村耕主任研究員 「トリカブトの方は食べてしまうと、重篤の場合には意識障害を起こして亡くなってしまうこともある」

 見分けにくく、この時期によく誤食されるのが有毒の「スイセン」。

 長野県に住む70代以上の男性は自宅に生えていたスイセンをニラと間違え、マヨネーズ和えにして食べ食中毒に。

長野県 食品・生活衛生課 松本泉さん 「高齢者の患者も多く、ニラを植えた場所にスイセンが野生のものが生えているにもかかわらず、調理をして食べてしまうこともあり、食中毒が起きている」

 どちらが食用のニラで、どちらが有毒のスイセンなのか。その見分け方は…。

長野県 食品・生活衛生課 松本泉さん 「スイセンは採取した時、鼻に近付けるとほぼ無臭なので、ニラの場合はアリシンという物質があり、特徴的な臭いがする。臭いがする方がニラ。葉の幅が広い方がスイセン。全体的にスイセンの方が大きくなる」

 よく分からない植物は絶対に「取らない、食べない、売らない、人にあげない」と厚生労働省などが注意を呼び掛けています。

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