連休は6日で終わりです。高速道路の渋滞は5日にピークを迎えました。どうすれば効率的に帰れたのか、さまざまな家族のパターンを検証しました。
■ゴール目前で車パンク 父は置いてけぼり
ゴールデンウィーク終盤、連休を海外で過ごした人たちの帰国ラッシュが始まりました。
ベトナムから帰国した人 「銃の射撃体験をしたり、ワニを釣ったり、日本でできないことを楽しめたので、いいゴールデンウィークでした」
シンガポールから帰国した人 「すごく良かった。真っ黒になっちゃって。もー時間が足りない」
一方で、ツイていないトラブルに見舞われた人もいました。
物価高で「どこにも出かけない」という人も多いなか、5日だけは家族と動物園に向かっていた男性。ゴール目前でタイヤがパンクし、妻と3人の子どもだけで先に行ってもらうことにしました。
車がパンクした男性 「残念だなって、一言に尽きるかな」
■「Uターン渋滞」早めに帰るもアクシデント
高速道路では、Uターンラッシュがピークを迎えました。
群馬県藤岡市にある「道の駅」。高速道路のパーキングエリアと一体化していて、東京方面に帰る人も多く訪れます。
ネクスコ東日本によりますと、5日は関越道で夕方に最大40キロの渋滞が起きると予測されていました。
関越道・東松山インターチェンジ付近の情報カメラです。正午ごろはスムーズに流れていますが、午後1時を過ぎると徐々に車が増え、やがて停止しました。
みなさん、この渋滞にどう対応しているのでしょうか?
埼玉県に帰る人 「高坂サービスエリアから渋滞が始まっているみたいなので、子どもの食事と少し遊んで帰ろうかと。渋滞がどれくらいひどくなるか分からないけど、ずぶ濡れになっちゃったので、乾かしてから帰ろうと」
神奈川県に帰る人 「混んでいたらサービスエリアを転々としながら帰ります」
早めに帰る人、渋滞に突っ込む人、渋滞が解消するのを待つ人、大まかに3パターンに分かれる帰り方。どの帰り方が効果的だったのか、番組ではそれぞれの方にかかった時間を教えてもらいました。
先ほどの家族は午後2時すぎに、藤岡パーキングエリアを出発。すると、すぐに事故渋滞にぶつかりました。
その後、サービスエリアごとに休憩を挟みながら、渋滞と格闘。最後の三芳パーキングエリアに着いたのは午後4時45分でした。休憩を除いて、運転した実質的な時間は「1時間55分」です。
■「Uターン渋滞」覚悟の突入 ナビが真っ赤
午後5時すぎ、渋滞がかなり長くなりました。情報によると、長さは39キロで通過するのに100分かかっているということです。
埼玉県に帰る人 「もっと早く帰れると思ったけど、まだ先が長そう。早く帰りたいけど、運転手が大変だから休んでもらって」
この家族は午後5時35分に出発し、覚悟のうえで渋滞のピークに飛び込みました。
埼玉県に帰る人(午後6時) 「所沢まで行きたいところだけど100分だ。(ナビが)真っ赤だね。少しずつでも進んでくれればいいけど。安全運転でお願いします」
埼玉県に帰る人(午後6時15分) 「(パーキングエリアで交通情報を見ながら)ここからここ混んでるね。しょうがない。頑張って行くしかないね。頑張りましょう」
埼玉県に帰る人(午後7時45分) 「最後に三芳パーキングエリア寄りたかったけど、1キロ前からひどい渋滞なので、このまま帰ろうと思います。渋滞だ。すごい。待ってられないよね。行きましょう」
10分間のトイレ休憩を挟んだだけで、三芳パーキングエリアまでは、実質「2時間」かかりました。
■「Uターン渋滞」遊び倒して夜まで待つ組
午後7時すぎ、夜になると関越道の渋滞は少しずつ緩和してきました。
埼玉県に帰る人 「いま(午後)11時5分です。藤岡パーキングエリアから出発します」
この人は深夜になって、ようやくスタートです。
埼玉県に帰る人 「今、寄居パーキングエリアを通過します。ここまで時速40キロぐらいで止まらずに動いている感じです」
渋滞解消を遅くまで待った甲斐があり、途中で少し混雑はありましたが、止まることはなく、実質「1時間20分」ほどで三芳パーキングエリアまで到着しました。
渋滞解消を待って埼玉県に帰った人 「全体的には自分が帰る時間帯は、そんなに多数の渋滞はなかった。ゴールデンウィーク渋滞という感じではなかった。渋滞情報を確認しながら、どこで休憩というのを調整したので、最終的には自分の思い通りに行った感じがして良かった」
高速道路では、6日も上りを中心に最大20キロの渋滞が見込まれています。
(「グッド!モーニング」2025年5月6日放送分より)