総本山善通寺の重要文化財・五重塔の内部が一般公開されています。
重要文化財の五重塔は創建以来、倒壊や焼失により再建を繰り返し、現在の塔は明治35年1902年に建てられたものです。高さが約43mで、国内の木造の五重塔では3番目の高さを誇ります。
五重塔の中心には「心柱」と呼ばれる大きな柱があります。5層目の屋根裏から吊り下げられていて、地面の礎石との間に6cmほどの隙間があります。
これは「懸垂工法」というもので地震などの揺れを緩和するためのものです。訪れた家族連れらが興味深そうに見学していました。
(見学者[神戸から])
「本当に素晴らしいもの。すごく立派で万博に最初に行って、その時にここの案内をしていただいて、1階の心柱が6cm浮いているのがびっくりしました」
(見学者[山口から])
「パパが小さい頃に住んでいた家に遊びにいった」
「お財布を絞りながら楽しんでいます」
善通寺五重塔の内部は6日まで特別公開されています。