自衛隊機1機が愛知県犬山市入鹿池付近に墜落した事故で、機体の一部が発見されましたが、搭乗していた隊員2人はいまだ見つからず、安否は不明です。
航空自衛隊によりますと、墜落したのは新田原基地所属のT4練習機1機で、愛知県にある小牧基地を14日午後3時6分ごろ離陸し、午後3時8分ごろに犬山市入鹿池付近でレーダーから消えたということです。
中谷防衛大臣は墜落した原因については不明だとしています。
会見した内倉航空幕僚長によりますと、搭乗していたのは1等空尉と2等空尉で、いずれも男性です。
これまでの捜索活動で、救命装備やヘルメットなどが見つかったということです。
また、T4は導入されてから長年経っているものの「この機体に特段の問題や、T4全体に特段の経年劣化はないと承知している」と説明しました。
原因究明につながるボイスレコーダーなどは搭載されていなかったということです。