日本時間27日のガーディアンズ戦。ドジャースの大谷翔平選手(30)と山本由伸投手(26)が絶好調です。
■大谷は19号HR 山本は好投
プレイボールの直後、開始10秒でスタンドイン。あっという間の出来事でした。2試合連続の先頭打者ホームランを放った大谷選手。この19号でホームラン数メジャートップとなります。
援護をもらった先発・山本投手も1回からスプリットで連続三振を奪うと、2回には高めのストレート。そしてスプリットで再び連続三振を奪います。
しかし3回。この試合初めてのピンチを背負った山本投手。セーフティバントの打球を捕って、自らタッチしてアウト。間一髪、足に触っています。
この回を最少失点でしのいだ山本投手は、6回7奪三振の好投で、6勝目を挙げました。
■スプリットを効果的にする“球種”
ヒロド歩美キャスター 「きょう、山本投手が奪った7つの三振のうち、5つが大きく落ちるスプリットでした」
松坂大輔さん 「そうですね。ただ、このスプリットが特別良いかというと、そういうことではないんですね。実は“ストレート”を、今年はバッターに意識させていることができている。去年よりも、バッターのひざ元にしっかり投げ込めている」
ヒロドキャスター 「ストレートとスプリットを一緒に見ると、どちらもバッターのひざ元、低いコースに投げられています」
松坂さん 「ピッチャーは、球種によってはギリギリまでストレートと思わせたい。そこから曲げたり落としたり、そういうところを目指す。山本投手は、去年と比べてもバッターのひざ元にしっかりストレートを投げられているので、そこからストレートと分かりづらいスプリットを投げられているので、今年は本当にバッターが攻略しづらそうにしている姿が印象的です」
ヒロドキャスター 「成績が数字に表れていて、防御率は千賀投手に次ぐリーグ2位で、被打率はリーグトップですから頼もしい数字ですよね」
大越健介キャスター 「デビューした去年と比べても2年目ということで水にもなじんで非常に伸び伸びとプレーしているように思いますが、そういうのってありますよね?」
松坂さん 「マウンドに立っている姿を見てもゲームをしっかり作れるという落ち着いた雰囲気が表れています」
大越キャスター 「松坂さんもそういう時があったんですか?」
松坂さん 「あったと思いたいですね…」
ヒロドキャスター 「頼もしいエースですね」
(「報道ステーション」2025年5月27日放送分より)