古くから「海の神様」として親しまれている香川県琴平町の金刀比羅宮が新しいプロジェクトを立ち上げました。テーマは「海を護(まも)る」です。
29日の記者会見で、プロジェクトのために製作した動画を公開しました。
(金刀比羅宮/琴陵泰裕 宮司)
「『海の神様』が『こんぴらさん』というのがイコールであまりつながらなくなってきつつあるというのが、私どもにとっては結構危機感を抱いている」
毎年多くの参拝客が訪れる香川県でも屈指の観光地、金刀比羅宮。国の重要文化財があり、芸術作品を多く所蔵しているというイメージで知られています。
29日から始まったプロジェクト「ノってけ。KONPIRA WAVE」では、金刀比羅宮が「海を護る神社」であることを改めて知ってもらうことを目指します。
海に関連する事業者や団体に参加してもらい、ライフジャケットなど「海の安全を護る」グッズを製作したり、海ごみ問題などを考えるイベントを開いたりして「海の環境を護る」機会を提供したいとしています。
金刀比羅宮では現在、プロジェクトに参加する団体を広く募集していて、2025年秋以降、写真展を開催するなど「海を護る」事業を本格化させます。