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職場での熱中症死傷者が去年は過去最多 6月から対策が罰則付き義務に

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 去年の職場での熱中症により死亡した人と4日以上休業を余儀なくされた人の数が、統計を取り始めた2005年以来で最多となりました。

 厚生労働省によりますと、去年の熱中症による死傷者数は1257人で、前年より100人以上増えて統計を取り始めた2005年以来で最多となりました。

 業種別に見ると、製造業が235人と最も多く、次いで建設業が228人となっています。

 また、約8割が7月と8月の2カ月間に集中していて、年代別では50代以上が56%を占めています。

 職場での熱中症対策は、来月1日に事業者に対策を義務付ける措置が始まり、違反した場合は6カ月以下の拘禁刑か50万円以下の罰金が科されます。

 厚生労働省は、死亡事例のほとんどが初期症状の放置や対応の遅れによるとしたうえで、具合が悪くなった人を発見した場合の手順を定め、管理者だけでなく、作業者全体にも周知をするよう呼び掛けています。

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