高松市の熊野蒲鉾店が製造した「讃岐特上天」が、第76回全国蒲鉾品評会の揚げ物部門で農林水産大臣賞(最高賞)を受賞しました。
「讃岐特上天」の特長は、なめらかでぷりっとした食感です。魚の背骨に近い身の部分を取り出し、繊細な仕込みを行いました。トースターやフライパンで温めて食べると、出来立てに近い食感を楽しめます。1枚324円。
農林水産大臣賞(揚げ物部門)を受賞したのは、香川県では27年ぶり、高松市では初めてです。熊野雄太専務は「大変ありがたいと思っています。多くの人に練り物の価値を見直してもらうため、引き続き努力します」と話しています。
蒲鉾は平安時代から縁起物としてお祝いの席に出された食べ物です。熊野専務の祖父が開発した「かまぼこまんじゅう」は、見た目が紅白まんじゅうですが、中にゆで卵1個が入っています。蒲鉾のだしが染みた卵もとてもおいしいそうです。単品918円。2個入り2106円(箱に包装)。