日大重量挙部をめぐる詐欺事件で、元監督が就任直後に入学金などを大学に代わり部が徴収する「代理徴収」を導入し現金をだまし取ったとみられることが分かりました。
難波謙二容疑者(63)は2022年、重量挙部に入部予定の学生の保護者4人に対し、うその請求書を送り現金205万円をだまし取った疑いで、11日、送検されました。
その後の捜査関係者への取材で、難波容疑者が保護者らが支払う入学金などを大学に代わって部が徴収する「代理徴収」という仕組みを監督就任直後に導入したとみられることが分かりました。
この手口で20年以上にわたって不正に金を受け取っていたということです。
取り調べに対し容疑を否認しています。