日大重量挙部を巡る詐欺事件で、複数のコーチが不正徴収をやめるよう進言したにもかかわらず、元監督は激怒するなど聞き入れなかったことが分かりました。
元監督の難波謙二容疑者(63)は2022年、重量挙部に入部予定の学生の保護者4人に嘘の請求書を送り現金205万円をだまし取った疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、複数のコーチが不正徴収をやめるよう複数回にわたって進言しましたが、難波容疑者は激怒するなど聞き入れなかったということです。
また、授業をする際、複数のコーチに都内の自宅から神奈川県内のキャンパスまで10年以上車で送迎させていて、警視庁は、教授と監督の立場を利用していたとみて詳しく調べています。