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カモが“珍しい場所”に巣作り なぜそこ? 専門家も「奇跡だ」

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 貴重な映像が撮影されました。専門家が「奇跡」と話す“カモが巣を作った場所”は。

■“珍しい場所”にカモ巣作り

日本野鳥の会 札幌支部 猿子正彦支部長 「もう奇跡ですね。皆さんが優しく見守ってくれて、カモのお母さんも安心したという感じ」

 産んだ卵を温めているマガモのお母さん。そばには生まれたばかりのヒナも…。

 その後、卵が次々と孵化(ふか)。お母さんの下から顔をのぞかせるヒナも。

 撮影されたのは北海道札幌市。なんと、カモが巣を作ったのは高校の玄関前なのです。

 通常、水辺近くに巣を作りますが、なぜ人通りの多い学校に巣を作ったのでしょうか。

日本野鳥の会 札幌支部 猿子正彦支部長 「カモは結構、天敵に捕食される確率が非常に高い。ヘビが水辺に結構な数がいて、卵とかヒナを食べる、キツネも。学校や人のいるような所が安全」

 卵やヒナが襲われないよう人が多い場所に巣を作ることはあるそうですが、周りからよく見える場所は、ほとんど例がないといいます。

 人通りが多い高校の玄関前は、そんなに安全なのでしょうか。

生徒 「新しい入学者が来て可愛いです。学校のアイドル。皆、カモのこと気にして、先生も授業中に『カモ元気かな?』と言ってた」

 学校はカモが安心する環境を作るために巣の近くに注意書きを貼り、定点カメラを設置。校内のモニターでヒナの誕生を見守ったということです。

 高校によりますと、その後、カモの家族はいなくなっていて、「近くの川に引っ越したのではないか」ということです。

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