人手不足が深刻な介護事業。なかでも訪問介護は事業者の倒産も多く、利用者からは悲痛な声が上がっています。
2024年度の介護事業者の倒産は179件と過去最多で、そのうちの半数近くを訪問介護が占めています。
脳性まひによる重度の障害がある女性は去年、契約していた事業所が閉鎖され、3カ月以上ヘルパーによる訪問介護が受けられませんでした。
同居する母親に負担をかけるしかなかったといいます。
深田夏美さん 「(私の介護で)80代の母親が倒れそうになって、(ヘルパーのケアを)受けられなくなるのはとても困るし、死ねと言っているのと同じです」
4月から外国人ヘルパーが働ける対象が広がりました。しかし、介護報酬引き下げなどの影響もあり、ヘルパー不足はさらに深刻化する可能性もあります。
訪問介護事業者「ぷっくるケア」 宮里裕子代表 「どこも人が足りない。どうしたらいいのだろう。仕事の依頼はすごくあるけど、それに応えられないのが現状」