岡山県玉野市が20日、市民に対する高額介護サービス費の支給漏れを発表しました。
介護サービスの負担額が上限を超えた場合、超過分を高額介護サービス費として各市町村から利用者に払い戻す仕組みがありますが、玉野市によりますと、2024年12月から2025年5月にかけて、市民87人に対し高額介護サービス費を払い戻していませんでした。額にして合わせて150万円余りです。利用者の親族から指摘があり、未支給が発覚しました。
玉野市では介護サービスを利用した月の約2カ月後に高額介護サービス費を支給しています。こうした支給事務において、担当職員の認識が誤っていたとしています。市によりますと担当職員が「2024年12月以降は、支給までに利用者が亡くなった場合、未支給分を支給しない」といった誤った認識をしていたことが原因だということです。
市では今後、支給漏れがあった市民に謝罪し、未支給分を支給するとしています。