話題のものやスポットを紹介する「いまココ!ナビ」です。6月、岡山・香川で梅雨入りが発表されました。今回は、雨の日でも室内で楽しめる昭和レトロなスポットを紹介します。
昭和40年代~50年代の懐かしいレコードやおもちゃ
スタンプアルバムや観光地のペナント。昭和にタイムスリップしたような気分を味わえます。
高松市の香南歴史民俗郷土館で開かれている、「嗚呼!なつかしの昭和40年代[少年編]展」です。
(訪れた人は―)
「小さい頃のおもちゃとか、なかなか残っていないですよね。懐かしい」
「すごい懐かしいおもちゃとかがいろいろあってすごい思い出しました。これあったこれあったって、私使っていたんでって息子に」
三豊市在住の男性が集めた、昭和40年代~50年代のレコードやおもちゃなど約200点が展示されています。
(篠原茉那アナ)
「こちら歴史を感じる筆箱が並んでいますね。私平成生まれなんですけど、小さい頃この形の筆箱使っていました。懐かしいですね」
(高松市香南歴史民俗郷土館/山本英之 学芸員)
「私もこの真ん中の黒いような、ああいった形のやつ小学校の頃ね、買ってもらって使っていた記憶があります」
(篠原茉那アナ)
「キャラクターの入った筆箱なんかもあったりしてかわいらしいですね、すごく」
2025年は、昭和元年から数えて100年目の「昭和100年」を迎えるとともに、55年ぶりに大阪・関西万博が開催されるメモリアルイヤー。中には1970年に開催された大阪万博の記念グッズや資料を集めたコーナーもあります。
(高松市香南歴史民俗郷土館/山本英之 学芸員)
「その世代を少年として経験されている方は、その時代に立ち戻ってこういった時代だったんだなっていうことを懐かしんでいただいたらいいと思う」
この企画展は、22日まで開かれています。(観覧無料)
昭和の給食を味わえるレトロな喫茶店
そして、続いても……
(篠原茉那リポート)
「今から昭和時代にタイムスリップしに行ってきます……中に入ると昭和レトロな雰囲気が広がっています。あっ、どうやら私は6年3組の生徒になったみたいです」
そんな、昭和時代の子どもになった気分を味わえる喫茶店。高松市の「十河の郷 昭和おもひで館」です。
(十河の郷 昭和おもひで館/十河延康 店主)
「全体的に私の手作りで建物を作っていますので、そういうところがなんとなく昭和の落ち着ける雰囲気作りになっているんじゃないかなと思う」
「昭和」の魅力を広めたいと、2012年にオープンしました。
(篠原茉那リポート)
「やわらかい懐かしい味で食べた瞬間に心がほっと和みます。おいしい」
ここでは昭和に人気だった給食のメニューを食べることができます。
(篠原茉那アナ)
「黒板を背に給食を食べるっていうのはなんだか小学生に戻ったみたいで懐かしい気持ちになりますね、校長先生」
(十河の郷 昭和おもひで館/十河延康 店主)
「はいそうですね~、まだ少し残ってますので最後まできちんと食べましょう」
思わず店主の十河さんを「先生」と呼びたくなってしまう空間。
(篠原茉那アナ)
「このメニューの一押しポイントはあったりしますか」
(十河の郷 昭和おもひで館/十河延康 店主)
「このなかでは鯨の竜田揚げ。これが私ら子どもの時は一番人気メニューだった。ですから今もこれがここの看板メニューとなって登場しているんですけれども、あと脱脂粉乳も私らにとっては懐かしい。昔の脱脂粉乳はすごく飲みづらかったんですが、今のは非常においしく作られていまして、かなり飲みやすくなっていますのでぜひこちらも召し上がってください」
また、食事を楽しむことができるほかにも……
(篠原茉那リポート)
「2階には店主が30年ほどかけて集めた、昭和時代に使われていたおもちゃなどが並んでいます。このように実際に手にとって触れることもできます」
ままごとセットや鉄道など数千点のおもちゃが並んでいます。どれも自由に触ることができます。
(十河の郷 昭和おもひで館/十河延康 店主)
「昔はこうだったということを肌で感じていただいて、いろいろ珍しいものも置いていますのでそういったものを見ていただいて、昭和を少し見直してもらったらと思う」