フランス南部で8日、山火事が発生し、火はフランス第2の都市、マルセイユ北部に到達しました。空港が閉鎖され、鉄道や路線バスが運行を停止するなど影響が広がっています。
フランス南部のマルセイユ近郊の高速道路での車両火災をきっかけに8日、山火事が発生しました。
火は強風にあおられて少なくとも7平方キロメートルに燃え広がり、フランス第2の都市、マルセイユ北部に到達しました。
市民の負傷者は確認されていませんが、10軒以上の住宅に被害が出ていて、消防士9人がけがをしています。
夏のバカンスシーズンで利用客が多い、マルセイユ・プロバンス空港が閉鎖されたほか、鉄道やバスなども運行を停止しています。
また自治体は、一部の住民に対してドアや窓を閉めて屋内にとどまるように呼び掛けています。
現在、700人以上の消防士のほか、飛行機やヘリコプターも出動して消火活動にあたっています。