雨季に入ったパキスタンでは東部を中心に大雨が続き、24時間で50人以上が死亡しました。
現地当局などによりますと、東部のパンジャブ州を中心に激しい雨が続いています。
この大雨で少なくとも過去24時間に54人が新たに死亡し、227人がけがをしました。
犠牲者の多くが家屋の倒壊によって死亡したということです。
パキスタンでは6月中旬以降、「モンスーン」と呼ばれる雨季に入っていて、これまでに全土で178人が犠牲となっています。
特にパンジャブ州では被害が大きく、州の首相は「前例のない暴風雨と洪水に見舞われ、州内の複数の地域に非常事態宣言が発出された」と注意を呼び掛けています。
大雨は9月初旬ごろまで続くとみられています。