夏の高校野球・香川大会。高松一高は2024年秋から部員の人数不足で単独出場が危ぶまれていました。この夏は1年生が大量入部したおかげで単独での出場が叶いました!
2024年秋以降、選手7人と部員不足に悩まされた高松一高。春と秋はほかの部から力を借りて出場しました。
(高松一/安川和志 主将[3年])
「(Q.何部からどれくらいの人数を?)陸上部から1人、ハンド部から2人、フォーク部から1人、書道部から1人」
そして迎えた春。2、3年生7人のチームに、新たに1年生9人が入部しました!
(高松一/安川和志 主将)
「本当によく入ってくれたなと思います。本当にうれしかったです」
(高松一/永易瑛大 選手[1年])
「元々バドミントンをやっていたので悩んだところはあったんですけど、先輩方が優しかったりとか先生もウェルカムな姿勢をしていたので入りたいなと」
(高松一/渡邊真郷 選手[1年])
「いろいろ教えてくださったりしてたくさん恩とかもあるので、一生懸命いろんな事でサポートとかして、少しでも恩を返せるようにしたい」
(高松一/安川和志 主将)
「自分が2回夏を経験しているのもありますし、積極的にその辺は声をかけて。1年生は特に緊張していると思うので」
単独で出られることへの感謝を胸に挑む……!
1点を追う高松一は、3回、7番・鷹柳がレフト前へ運びます。このあと、2アウト2塁となり、1番・和泉。このサードゴロが相手のミスを誘い、2塁ランナーがホームイン。同点に追いつきます。
2024年の夏ベスト8の丸亀城西相手に序盤は互角の戦い。安川は、キャプテンとしてチームをまとめ、ナインも懸命のプレーで応えます。すべての人への感謝を込めて……。
4回、勝ち越しを許し、なおも満塁のピンチ。
ここで城西の4番・稲田に満塁ランニングホームランが飛び出し、大きくリードを許します。
それでも、入部してくれた1年生のため、支えてくれたナインのため、安川は最後までチームを鼓舞し、全力で戦い抜きました。【高松一 1‐11 丸亀城西】※6回コールド
(高松一/安川和志 主将)
「4回にビッグイニングを作られてしまって、全員、気持ちも沈む場面もあったんですけど、全員に明るい言葉をかけ続けられたんで、全力プレーが貫けたと思います」