米ロ首脳会談が日本時間の16日、アメリカのアラスカ州で行われます。ウクライナでの停戦実現に向けた道は開けるのでしょうか。現地から報告です。
(梶川幸司記者報告) トランプ大統領は、プーチン氏は「合意を望んでいる」として、良い会談になるだろうと期待感を示しました。
アメリカ トランプ大統領 「最初の2分、3分、4分、または5分で分かるだろう。良い会談になるか悪い会談になるか。すぐに分かる」
トランプ氏はあすの会談を「土台作りの場」と位置付け、会談が順調に進めばゼレンスキー氏を交えた2回目の会談を直ちに開き、そこにヨーロッパの首脳も招く可能性を示唆しました。
次の開催地もアラスカが望ましいとしています。
一方、ラジオ番組のインタビューでは、2回目の会談でロシアとウクライナが合意するには、領土を巡って互いに譲歩する必要があるとの認識を改めて示しました。
あすの会談では、ウクライナの頭越しに領土の問題は交渉しないとされていますが、通訳だけを介した「1対1」の局面があるだけに、トランプ氏がプーチン氏に言いくるめられ、ロシアに都合の良い流れにつながる懸念も出ています。