アメリカのIT大手マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は国境を越えた健康課題=グローバルヘルスでの日本の貢献に期待感を示しました。
マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏「生物学は非常に複雑ですが、AIはデータがあればそれを取り込み、非常に基本的な理解を深めることができるツールです。そして、日本がこの技術を受け入れている国の一つであることは素晴らしいことです」
ゲイツ氏は、TICAD=第9回アフリカ開発会議を前に、およそ3年ぶりに来日しました。
ゲイツ氏は2000年に財団を立ち上げ、結核やマラリア、HIVなどの感染症や乳幼児の死亡を減らすための活動に取り組んでいます。
ビル・ゲイツ氏 「結核からマラリア、HIVに至るまで、あらゆる病気に対して、できることがまだたくさんあることが分かってきました。現在、私たちはこれらの活動のための資金という課題に直面しています」
WHO=世界保健機関がアメリカのトランプ政権の影響で、来年から2年間、予算を2割削減するなど、グローバルヘルスの課題への対応に危機感が広がるなか、ゲイツ氏は日本の開発力や技術移転などでの貢献に期待感を示しました。