自公政権への連立入りが取り沙汰される日本維新の会の藤田共同代表は、「単一政策での取り引きはあまりに軽すぎる」と述べ、慎重な考えを示しました。
維新の会 藤田共同代表 「相当ハードルの高いものだとまず前提として思います。単一の何か政策でのディールみたいなもので、連立みたいなものはあまりにちょっと軽すぎるというか、この約束を違えれば離反するぐらいのそういうものがないと多分駄目なんだろう」
また、現金給付策を撤回しない政権と一緒に手を携える可能性は極めて薄いとも述べたうえで「取り下げたから何か進むというわけではなくさっさと取り下げるべきだ」と主張しました。
そのうえで「自民党に安易に取り込まれた政党は数年以内にほぼすべてなくなっている」と指摘し、「存在感を示すためにやるようなことではない」と強調しました。
ただ党内の一部からは、災害時などに首都機能を代替する「副首都構想」の実現を条件として連立入りを望む声が上がっています。
他の野党からも連立入りを警戒する声が出ています。
これまでの維新の言動を踏まえて玉木代表は「私の感覚からすると連立まっしぐらという感じだ」と述べました。