SNS禁止措置をきっかけに大規模な反政府デモが勃発したネパールで首相の辞任を受けて、初の女性首相が誕生しました。
AP通信などによりますと、12日、ネパールのポーデル大統領は元最高裁判所長官のスシラ・カルキ氏を暫定首相に任命しました。
カルキ氏は73歳で、2016年から2017年にかけて女性として初めて最高裁長官を務め、政府の汚職に立ち向かったことで知られています。
今回の就任でネパール初の女性首相となります。
ネパールでは4日、政府がサイバー犯罪対策などを理由にSNSの使用禁止措置をとりましたが、若者を中心とした大規模な抗議デモが勃発し、19人が死亡、400人以上がけがをしました。
禁止措置はその後撤回されたものの、混乱は収まらず、オリ前首相が9日に辞任していました。
また、議会が解散され、来年3月に選挙が実施される予定です。