東京・赤坂の会社事務所で男性が刃物で刺された事件で、逮捕された男が「不安があり、今回初めて凶器を持ち出した」と話していることが分かりました。
ゲブレマリアム・メスフィン・ムラレット容疑者(61)は、港区赤坂の会社事務所で、元上司で30代の男性の腹を包丁で刺すなどして殺害しようとした疑いで14日朝、送検されました。
ゲブレマリアム容疑者は、1年前に解雇された際「次の職場の面倒をみる」と元上司から約束されていたと話していて、その後の捜査関係者への取材で、相談するなかで「元上司に対し怖さと不安があって、今回初めて自宅から包丁を持ち出した」と話していることが分かりました。
包丁は刃渡りおよそ25センチで、警視庁が詳しい経緯を調べています。