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ルーマニアにもロシアのドローン トランプ大統領「大規模制裁の用意ある」

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 ポーランドに続いてルーマニアでもロシア軍のドローンが上空を侵犯しました。アメリカのトランプ大統領はNATOが足並みをそろえてロシアからの原油購入をストップすれば、大規模なロシア制裁を発動すると提案しています。

■ルーマニアにもロシア侵犯

ルーマニア モシュテアヌ国防相のSNS(13日) 「本日、ルーマニア空軍は、我が国の領空を侵犯したロシアのドローンを迎撃した」

 ルーマニアが領空にロシア軍のドローンが侵入したのを確認したのは、13日午後6時5分。ルーマニアとの国境付近にあるウクライナのインフラ施設を、ロシア軍が攻撃した時のことでした。

 ルーマニア軍は、F16戦闘機2機でドローンを追跡しましたが、黒海近くにある村の付近でレーダーから消失。ロシアによるさらなる行動を恐れてか、ルーマニアは、あえて撃ち落とさなかったと言います。

ルーマニア モシュテアヌ国防相のSNS(14日) 「付随的なリスクを評価し、撃墜しないことを決定した」

 ウクライナのゼレンスキー大統領はこうコメントしました。

ゼレンスキー大統領のSNS(13日) 「ロシア軍はドローンがどこへ向かっているのかなどを把握している。これは偶然でもミスでも、下級指揮官の独断でもない」

 この3日前には、ロシア軍のドローン19機がポーランドの領空に侵入して、4機が撃墜されたばかり。

■トランプ氏怒り「我慢限界」

 相次ぐNATO加盟国への領空侵犯。トランプ大統領は、プーチン大統領への不満を募らせています。

トランプ大統領(12日 FOXニュースで) 「(プーチン大統領への)我慢は尽きつつあり、しかも急速に尽きつつある。今、ゼレンスキー大統領は和平交渉を望んでいるが、プーチンには疑問符が付く」

 翌日にはNATOの加盟国に対し、こう書簡を送付しました。

トランプ大統領のSNS(13日) 「NATO加盟国がロシアからの原油の購入を停止した時点で、私はロシアに対する大規模な制裁を発動する用意がある」

 NATOの一部の国が、安いロシア産の原油を購入していることが戦争を“長引かせている”と指摘。

 さらに、同じくロシア産原油を買っている中国に対して、NATO加盟国すべてが50%~100%の関税を課すことが戦争の終結に「非常に有効だ」と訴えました。ゼレンスキー大統領もこれを歓迎しています。

「依然としてロシアから資源を購入している人たちは、アメリカの姿勢を理解するべきだ」

(「グッド!モーニング」2025年9月15日放送分より)

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