福島第一原発の事故に伴う除染作業で発生した「除染土」が経済産業省などに運び込まれました。福島県以外での再生利用は総理官邸への搬入に続き2例目です。
福島県大熊町などの中間貯蔵施設から「除染土」を積んだトラックが出発し、14日、東京・霞が関に到着しました。
「除染土」は経済産業省が入る建物の花壇に入れられました。
他にも環境省や復興庁が入る庁舎など、合わせて3カ所に除染土が運び込まれました。
「除染土」が福島県以外で再生利用されるのは、7月の総理官邸の前庭への搬入に続き全国で2例目です。
保管されている「除染土」は、2045年3月までに福島県外で最終処分することが法律で決められていて、政府は、中央省庁などで再生利用し、国民の理解を進めたい方針です。