台湾当局は16日、中国軍から攻撃されるなどの有事が発生した際、市民の対応方法をまとめたハンドブックの新版を発表しました。
この冊子は2022年に初めて作られ、第3版となった新版は軍事的な危機のほか、地震や台風といった自然災害への対応もまとめられています。
ハンドブックでは「権威主義国家の野心の高まりにより、インド太平洋地域の平和と安定が挑戦にさらされている」と説明し、中国軍による具体的な軍事的脅威の可能性として多数の海底ケーブルの破壊や上空への無人機の出現、台湾への上陸による攻撃などを挙げています。
そのうえで、警報が鳴れば地下などの安全な場所へ避難するほか、軍隊の姿を見たら危険な地域からすぐに離れるなど、一般市民が身を守るための実践的な行動が示されています。