東京証券取引所は新興企業向けの「グロース市場」の上場維持基準を引き上げると発表しました。
東証のグロース市場で上場を維持するには「上場から10年経過後に時価総額が40億円以上」という基準をクリアする必要がありましたが、「上場から5年経過後に時価総額100億円以上」に引き上げます。
上場した後も企業の成長を促すことや市場を活性化することが狙いです。
新たな基準は3月末決算の企業の場合、2030年3月末に適用されます。
基準に満たない場合は1年間の猶予が与えられますが、それでも基準に届かず、改善の計画が示されない場合は上場廃止の手続きに入ります。
東証は企業に対して投資家との接点づくりなどをサポートするとしています。
