神奈川県立がんセンターは60代の男性患者が医療事故で死亡したと明らかにしました。男性は手術後に腸の穴からチューブが約20センチ出ていることが判明し、再び手術を受けていました。
神奈川県立がんセンターによりますと、男性は先月、食道がんの手術を受けた際に栄養を補うためのチューブを体内に入れました。
その後、チューブが腸の穴から約20センチ飛び出していることが判明し、緊急手術を受けたということです。
しかし、容体は改善せず、敗血症性ショック及び急性呼吸不全で死亡しました。
がんセンターは外部の専門家を加えた医療事故調査委員会を設置し、チューブが飛び出していたことなどが男性の死亡に関係していなかったか調べるとしています。