岡山市が整備を進めている支線バス「FLAt」。1日、新たに3つの路線が運行を始めました。
東山・操南台団地線は、午前9時40分に初便が出発しました。
岡山市が整備を進める公設民営の支線バス、通称「FLAt」の新車両です。シャインイエローを基調としていて、「晴れの国岡山」の日差しを表現しています。
(記者リポート)
「狭い生活道路を通るため、ワゴンタイプの車両を採用しています」
1日に運行が始まった「東山・操南台団地線」は、岡山市中区の東山、山陽学園中学・高校を周り、平井小学校、操南台団地などを巡る循環線で、運賃は200円均一です。
また中区の高島駅を通り北区の旭川荘や備前原駅などを巡る高島・旭川荘線と、高島・備前原線も運行が始まりました。
これらの路線を含む支線バス「FLAt」は、岡山市が2025年4月に始めた公設民営方式のバス路線です。車両の購入費やバス停の整備費を市が負担し、運行を民間の事業者が担っています。
2027年度までに17の支線を新設する予定で、1日に運行を始めた3路線の他、2つの路線の運行が始まっています。
(岡山市 地域公共交通推進室/秋永淳一郎 室長)
「通院やお買い物にこのバスを利用していただければ。今後皆さんのご意見を聞きながら、順次運行計画の見直しなども考えていきたい」
残り12の路線は、2027年の4月までに順次運行を始める計画です。
1日から岡山市中心部などを走る路線バス5社が初乗り運賃を値上げし、運賃は160円になりました。
(乗客)
「車がないのでバスに乗るしかないから仕方ない。今いろいろ値上げしているから仕方ないかなとは思います」