車を吹き飛ばすほどの猛烈な風が街を襲いました。
■街のみ込む高潮で19万人避難
5日、中国南部の広東省に上陸した台風21号。中心付近の最大風速は42メートル。街のあちこちで突風が吹き荒れ、被害が相次ぎました。
今年、広東省に台風が上陸したのは、これで7回目。
沿岸部では高潮も発生。大量の海水が押し寄せて街を飲み込みました。
地元当局によりますと、19万人以上が避難を余儀なくされているということです。
■空から“炎の雨”正体は?
空から降り注ぐ大量の火の粉。それは、まるで“炎の雨”のようです。
撮影されたのは中国南部の湖南省。多くの人がパニックとなるなか、直撃を避けるため頭に椅子を乗せる人の姿も確認できます。
近くの山では火災も発生。一体、何が起きたのでしょうか。
この日、行われていたのは中国の建国記念日「国慶節」を祝う花火大会。空に浮かぶ大量のドローンからも花火が発射される演出でした。
この直後、冗談は現実のものに…。
なんと、ドローンの制御ミスで花火を誤って発射。火の粉が地上へと降り注いでしまったのです。
地元当局によりますと、火災はただちに消し止められ、けが人も報告されていないということです。