ノーベル生理学・医学賞に大阪大学の坂口志文特任教授(74)が選ばれたことを受け、応用研究を進めるアメリカ現地法人の代表が、来年にも人への臨床試験を始めたいと明らかにしました。
RegCell社 マイケル・マッカラーCEO 「坂口先生の功績が高く評価された意義は大きい。免疫寛容におけるT細胞の重要性が認知され、新たな段階に進むだろう。細胞療法です。耐性を回復させるため、その人の免疫システムを利用します」
坂口特任教授が立ち上げの一人となったアメリカの企業では、関節リウマチなど自己免疫疾患を治療する応用研究が進んでいます。
すでにアメリカ食品医薬品局とは事前協議を終えていて、来年半ばには人への臨床試験を始めたいとしています。