鑑賞用の植物の生産者や卸売業者らが花に感謝し、業界の発展を祈る「花供養」が7日、高松市の市場で行われました。
高松市公設花き地方卸売市場の運営協議会が毎年この時期に開いているものです。
花をまつった花塚の前にキクやユリ、コスモスなど秋の花が飾られ、お経が唱えられました。
花の生産者や卸売業者ら約30人がピンク色のカーネーションを献花し、花の命に感謝するとともに業界の発展を祈りました。
近年、生産者の後継者不足や気温の上昇などの影響で高松市の市場での切り花や観葉植物などの取扱量は減少傾向です。
(高松花市場/天雲崇二 社長)
「やればもうかるっていう業種になれば、『またやろか』というような方が増えてくるのかなと思いますんで、我々の販売単価次第かなというふうに思っております」
生産や輸送のコストが上がる一方、花の販売価格は上げづらく、高松花市場の2025年度の売り上げは9月末時点で2024年度の同じ時期と比べて約10%減っています。