日本との結束をアピールしたトランプ政権ですが、アメリカ側はどのように受け止めているのでしょうか。
トランプ大統領は高市総理との会談の冒頭、「我々は最高レベルの同盟国」だと述べ、日米同盟はかつてないほど強くなると強調しました。
トランプ大統領は同盟国に対しても、経済や防衛の面で、アメリカにどれだけ貢献できるかを重視していて、これまで日本の防衛費が不十分だと不満を示してきました。
それだけに高市総理が防衛力の増強を打ち出したことを評価し、アメリカ製の武器の購入拡大を歓迎しました。
さらに、「日本を支援するためにできることがあれば、いつでも声をかけてほしい」と述べ、30日に予定する中国の習近平国家主席との会談を前に、日米同盟の結束を強く打ち出しました。
また、日米の関税協議の結果、合意した内容は「公正な取引」だと評価し、日本が約束した巨額の投資を念頭に「非常に期待している」と強調しました。
1年後には中間選挙を控えているだけに、日本からの投資を政権の実績として国民にアピールしたい考えです。
トランプ氏は28日夜、日本の財界人を招いて、アメリカへの投資を呼び掛けることにしています。