東京・赤坂で女性が刺され重傷を負った事件で、逮捕された自衛官の男が女性と「9年ほど前に知り合った」と話していることが分かりました。
男は22日午前2時半ごろ、捜査員に連れられてこちらの警察署に入りました。
終始うつむいていて、時折、顔を隠す素振りも見せていました。
朝霞駐屯地所属の自衛官・大津陽一郎容疑者(43)は16日、港区赤坂のライブハウスの前で、知人の40代の女性の脇腹などを刃物のようなもので刺し殺害しようとした疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、女性について「9年ほど前に知り合った」と話していることが分かりました。
ただ、詳しい関係性は明らかになっていません。
陸上自衛隊によりますと、大津容疑者は事件当日の16日は休みで、翌日から通常通り勤務していたということです。
勤務態度については「問題は確認されていない」と説明しています。
警視庁の取り調べに対し、大津容疑者は「私はやっていません」と容疑を否認しています。
警視庁は、1時間半ほど前から朝霞駐屯地の家宅捜索をしていて、今後、女性との関係性や動機などについて慎重に調べる方針です。