第一次世界大戦時に捕虜収容所だった香川県丸亀市の本願寺塩屋別院で2025年12月7日午後2時から「2025まるがめ第九プレコンサート」が開催されます。
1914年に塩屋別院に収容されたドイツ兵捕虜324人は人道的な処遇を受け、閉鎖するまでの約2年5カ月で26回の音楽会を開きました。その後、捕虜たちは徳島県の坂東収容所に移され、日本最初の「第九」が演奏されました。
「丸亀ドイツ兵俘虜楽団の足跡を辿る会」では、音楽を通じて世の中に潤いを与えることの大切さを教えてくれた彼らの功績をたたえ、「ビールとドイツ音楽の夕べ」や「まるがめ第九演奏会」などを開催しています。
7日のプレコンサートでは、丸亀シティフィルハーモニックオーケストラの演奏で、オラトリオ「ソロモン」第3幕よりシバの女王の入城と、第九の第4楽章のハイライトが披露されます。
入場無料でドイツ兵捕虜のパネル写真展も同時に開催します。