旧香川県立体育館の解体工事の請負契約を結ぶための議案が11月定例県議会に提案されています。議論するための資料を教育委員会に開示させるよう21日、県議が申し入れを行いました。
香川県議会の立憲・市民派ネットの植田真紀議員が議長宛ての要請書を議会事務局長に手渡しました。
建築家らが設立した「旧香川県立体育館再生委員会」は、民間資金での再生計画や建物の耐震性などについて2025年8月と9月、県教委と県の担当課と面談しました。報道陣には冒頭のみ撮影が許可されました。
10月20日の記者会見で池田知事は、再生委員会が求めた公開の場での面談に否定的な考えを示し、こう述べました。
(香川県/池田豊人 知事)
「(面談後)話し合いの内容をお互い確認をして、それで公開する。このような方法でやったらどうか」
植田議員は、10月31日、面談の記録とそれを県庁内でどう検討したのかが分かる文書を情報公開請求しましたが、公開決定などの期間が12月26日まで延長されました。
植田議員は「貴重な県民の財産をどうするかしっかり議論する必要がある。議案の採決後に資料を公開するなんて議会軽視だ」として教育長に情報を開示させるよう求めることを議長に要請しました。
(香川県議会/植田真紀 議員)
「教育長は何度も議会に対しても説明を尽くすとおっしゃっていたのであれば、情報は最低限、全議員、議会に提出されてしかるべきだと思っていますので。粘り強く求めていきたいと思っています」