空港の地上職業務の人手不足が深刻化するなか、羽田と成田の2つの空港で無人運転による荷物の運搬が始まりました。
全日空と日本航空は航空機や作業員などが混在する制限エリアで一部の貨物や手荷物の運搬に使用する無人運転の牽引(けんいん)車を導入しました。
特定の条件で運転手が不要となる「レベル4」の自動運転で、国内の空港での実用化は初めてです。
全日空は羽田で3台、日本航空は羽田で1台と成田で2台の運用となります。
両社は2030年までにそれぞれ50台規模にまで拡大し、他の空港での運用も目指すとしています。
航空業界では機体の誘導や荷物の積みおろしなどのグランドハンドリングの人手不足が深刻で、自動化や機械化で対応する取り組みが進められています。