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花見の名所悩ます被害 千鳥ケ淵の桜倒れる 桜のまちを守る「さくら課」も…

社会

 各地で桜の満開ラッシュを迎えるなか、都内の名所「千鳥ケ淵」の桜の木が折れる被害がありました。倒木が相次ぐなか、専門部署「さくら課」を立ち上げ、対策に取り組む自治体も。

■名所 千鳥ヶ淵の桜倒れる

 根本から折れているのは桜の木です。東京の桜の名所「千鳥ケ淵」で桜1本が倒木しました。けが人はいませんでした。

 先月31日の暴風雨が原因とみられています。

 東京・千代田区は倒木が落下する可能性のある水面をロープで封鎖。職員がボートに乗船し、注意を呼び掛けています。

 全国で相次ぐ“桜の倒木”。

 今月1日は千葉県の公園でも桜が倒れて遊具を直撃するなど、各地で問題となっています。

■桜のまちを守る「さくら課」

 茨城県日立市ではそうした事態を未然に防ぐため、大胆な組織改革を行っていました。

日立市 さくら課 樹木医 鈴木紀裕さん 「さくら課の鈴木と申します」

 そう、ここは日立市役所「さくら課」です。

 市の職員でありながら樹木医でもある鈴木さん。

日立市 さくら課 樹木医 鈴木紀裕さん 「こちらが桜管理台帳システムになります」

 桜を守り育てるため2019年に新設されたさくら課では、独自のシステムを運用しています。

日立市 さくら課 樹木医 鈴木紀裕さん 「一つひとつ、1本1本台帳化して管理するシステムになっている」

 「空洞」や「キノコ」の有無など、市が管理する7600本の桜に異常がないかを細かく観察。

 現在までに46本の桜を植え替えました。

 「さくらのまち日立」の歴史は古くから。

 明治38年「日立鉱山」の創業によって発展してきた日立市は、その過程で排出される煙が山の木々を枯らしてしまう煙害(えんがい)に悩まされてきました。

 そこで当時、世界一の大煙突が建設され、さらに荒廃した自然環境を回復するため、市民と企業が力を合わせ、煙に強い「オオシマザクラ」などを植えたのです。

日立市 さくら課 樹木医 鈴木紀裕さん 「山には500万本という非常に多い数の苗木を植林していくなかで260万本のオオシマザクラを植えた経緯がある」

 その苗木を育てる技術が活用され、町中いたるところにソメイヨシノも植えられました。

 “日本のさくら名所100選”にも選出された「平和通りの桜」です。

日立市 さくら課 樹木医 鈴木紀裕さん 「(点検は)最低でも月に1回」

 現在は「日立さくらまつり」の期間中。さくら課は市の誇りである桜を次の世代に繋げるために1年間、奮闘を続けています。

日立市 さくら課 樹木医 鈴木紀裕さん 「寿命にはとらわれずしっかり管理して100年、120年、その先を考えて維持管理を進めている」

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