高市総理が感情をあらわにしました。問われ続けている中傷動画について、22日はどう答えたのでしょうか。
■野党「圧殺するんですか!」
中道改革連合 後藤祐一議員 「圧殺するんですか。予算委員長」
国会がピリピリとした空気に包まれました。
発端は、高市陣営による誹謗(ひぼう)中傷動画疑惑と、総理の名前を使った暗号資産「サナエトークン」を巡る質疑です。
誹謗中傷動画とサナエトークンの両方に関与したとされる男性と高市総理の公設第一秘書がLINEでやりとりしていたのではないかと、高市総理が問われました。
高市総理大臣 「これらの件につきましては、これまで質疑通告をいただく都度、委員会当日の深夜から早朝にかけて、就寝中の奈良の秘書に何度も電話をかけて秘書が答えた内容を答弁してまいりました。私の総理としての業務時間も残念ながら確保できなくなっています。近日中に、奈良の秘書の陳述書と、いわゆる暗号資産に関する記述など、どこにもない相手企業から送られてきた唯一の提案書、これを予算委員会の理事会に提出させて下さい。それをもって本件に関する詳細な問いへの答弁とさせていただきたいと考えますが、委員長のご了解をいただきとうございます」
高市総理は質問には直接答えず、近日中に秘書の陳述書を国会に提出することで答弁に代えさせてほしいと、異例の訴えです。
後藤祐一議員 「LINEグループのメンバーになったことは間違いないですかという質問に何も答えていません」
坂本衆院予算委員長 「今、総理のほうから陳述書を委員長に預けたいということでありました」
後藤祐一議員 「予算委員会の質問を圧殺するんですか」
坂本衆院予算委員長 「圧殺はしません」
後藤議員は質問を続けますが…。
高市総理大臣 「私の秘書がしっかりとした陳述書を作ります。それをもって何とか答弁に代えさせていただけませんか。心からお願いをいたします」
後藤祐一議員 「答えていないですね、答弁拒否ですね。じゃあ公設第1秘書に参考人としてこの予算委員会に来てもらいましょう」
暗号資産「サナエトークン」は金融庁に登録していない業者が販売し、これまでに被害相談が3件寄せられています。
共産党 辰巳孝太郎議員 「一国の総理大臣に最も近い公設第1秘書がグループLINEなどでやり取りをしているならば、それこそ危機管理上の問題だと言わなければならないんじゃないですか」
高市総理大臣 「NHKの(生)中継も入ってますよね。こういったところでそういうイメージ操作はやめていただけませんか。暗号資産を発行する、しかもそれがサナエトークンという名前である、取引がされる。これは私も知らない、秘書も知らないことでございました」
■高市総理“感情あらわに”
午後、舞台が参議院に移ると質疑がさらにヒートアップします。
立憲民主党 杉尾秀哉議員 「いずれも、政治への信頼や民主主義の根幹に関わる問題であります。看過できません。これは単なるスキャンダルではありません」
高市総理大臣 「あたかも犯罪であるかのようなイメージ操作をされているように感じますので、官邸の秘書官から3月2日にそのようなものが暗号資産として取引されているようだと聞いて、私に関係があるものだと誤認される人が出てはいけないと考えて注意喚起をしたものでございます」
杉尾秀哉議員 「総理、4分も何を1人で勝手にベラベラしゃべっているんですか。自分の責任じゃなくて全部秘書の責任なんですか」
高市総理大臣 「秘書に責任を押しつけるものではございません」
藤川参院予算委員長 「総理、簡潔に答弁願います」
高市総理大臣 「私は衆議院でもお願いしましたが、近日中に奈良の秘書の陳述書と、そして相手企業から送られてきた提案書、これを予算委員会の理事会に提出をしたいと思います」
杉尾秀哉議員 「総理は自分で答弁されるつもりはないんですか。秘書の陳述書を出されるんだったら、秘書のLINE、SNSでのやり取り、そういう証拠を一緒に出して下さい。お願いします」
高市総理大臣 「本件が報道された時から、私は秘書に何度も確認を致しました。私どものところにそういった記録は残っておりません」
野党側は、高市総理の公設第一秘書の参考人招致を求めています。