6歳の娘を殺害したとして父親が逮捕された事件で新たな情報です。「家族の将来を悲観した」などと供述していることが分かりました。
■群馬伊勢崎 6歳長女殺害か
眼鏡を掛けた男は終始うつむき、表情を変えることはありません。
7日朝、娘を殺害したとして送検されたのは井上敏典容疑者(42)です。
その動機が見えてきました。
事件が起きたのは、5日のこと。
母親からの119番通報 「子どもが倒れている」
母親が仕事を終えて帰宅すると、娘の明莉ちゃん(6)と息子の柊利君(3)が倒れているのを発見し、通報しました。
いずれも首には絞められたような痕があり、その場で死亡が確認されました。
約30分後、父親である井上容疑者が警察に出頭します。
井上容疑者 「長女と長男の首を絞めて殺した。ネクタイなどで首を絞めた」
現場の状況で分かったことがあります。
現場は2階の部屋で、犯行に使われていたとみられる電源コードと数本のネクタイが乱雑に置かれていたことも分かりました。
周辺住民 「おとなしい、何でそうなったか聞いてびっくりした」 「たまげた。本当にうまくいっていると思ってたから、びっくりした。だから初めは皆、交通事故だと思っていた」
亡くなった娘を知る同級生の保護者が取材に応じてくれました。
長女の同級生の保護者 「すごい話してくれる人懐っこそうな子だった。学校での出来事や娘と仲良くしてくれている話とか他愛もない会話。明莉ちゃんからしてくれた、すごいお利口そうな子。残念な気持ちとなんでだろうという気持ち」
動機は何だったのでしょうか…。核心に迫る供述が出てきました。
■逮捕の父親「将来を悲観」
井上容疑者 「自身の健康状態や家族の将来を悲観して今回の犯行に及んだ」
警察によりますと、井上容疑者はスーパーで勤務。身体面の病気で今年1月ごろから休職していたということです。
事件当日、母親は朝から夕方までの仕事をし、井上容疑者は休んでいました。
井上容疑者 「収入に不安があった」
近所の人は休職した同じ時期に子どもと容疑者が公園で遊ぶ姿を目撃していました。
周辺住民 「今年の1月か2月かな、私が見たのはその公園で。それきり見てない。お墓の向こうに公園がある。そこのところに連れて行っていた。子どもと3人で、ブランコを押してやって遊んでいた。お父さんと子ども2人、今年は1回。その前は行ってたのか分からない」
警察によりますと、DVなどは確認されておらず、警察への相談もなかったということです。
警察は犯行に至った詳しい状況などを調べています。