「文字を手書きにする習慣を大切にすべきだ」と思う人が約8割に上ったことが文化庁の調査で分かりました。
文化庁は2日、文字を手書きすることについての考え方や言葉の本来の意味の理解など、「国語に関する世論調査」の結果を公表しました。
調査は全国の16歳以上の日本国籍を保有する人を対象に今年1月から3月にかけて郵送で実施し、3777人から有効回答がありました。
調査の結果によりますと、手紙やはがきについて「手書きをされたものや手書きが一言加えられたものが良い」と思う人は82.3%、「文字を手書きする習慣を大切にすべきだ」と思う人は80.4%でした。
また、「縦書きで読んだり書いたりする習慣を大切にすべきだ」と思う人は57.8%でした。
これについて、文化庁の担当者は「個性を大事にしようとする時代だからこそ、書き手の個性が現れる手書きを大切すべきだと思う人が多いとも考えられる」とし、「縦書きでも横書きでも書けるというのは、世界中で珍しい特徴だが、スマホなど実用面で横書きが増えているなか、縦書きへの意識を把握してみたかった」と調査の意図を説明しました。
また、言葉の意味に関する質問で「ひもとく」という慣用句について、本来の意味の「関係する書物を読む」と答えた人は13.1%で、「真相を明らかにする」とした人は69.9%でした。
「佳境に入る」は、本来の意味の「物語などが特に興味深い場面になる」と答えた人は34.3%で、「仕事などが最盛期や大詰めを迎える」とした人が37.8%とほぼ同じでした。