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自分以外の立場で投票先選ぶと…香川大学でゲーム使った選挙の授業

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 ゲームをしながら選挙を身近に感じてもらいます。香川大学で選挙について学ぶ出前授業が行われました。

 香川県選挙管理委員会が企画したもので、法学部の3年生と4年生約30人が参加しました。  選挙年齢が18歳以上に引き下げられてから初めての衆議院選挙が10月に行われました。香川県の18歳と19歳の抽出投票率は36.8%で、県全体の53.08%を大きく下回りました。

 若者の選挙に興味を持ってもらうのが出前授業の目的で、選管の担当者と香川大学の堤英敬教授がクイズやゲームを盛り込んだ講義を行いました。2人の候補者の得票数が同じだった場合は、くじ引きで当選人を決めるなどクイズを通して新しく分かったことも多かったようです。

 選挙を題材にしたカードゲーム「センカツ」は、年齢や性別、職業が違う他人になりきって投票するゲームです。去年、高松工芸高校デザイン科の生徒3人が考えました。  「センカツ」を考えたメンバーの一人で現在、香川大学に通う川村聖さんがルールの説明をしました。

(「センカツ」を考案 川村聖さん) 「与えられた役割、自分とは違う年齢や職業、性別とか改めて自分が違う立場に立ったらどう考えるかなって思うきっかけになったらいいかなと思って。」

 「センカツ」では、街頭演説や政治資金を評価しながら候補者に対する点数を足したり引いたりし、最後に当選者が決まります。学生たちはゲームを楽しみながら選挙のことを学んでいました。

(参加した学生はー)  「僕、81歳無職の女性の立場から投票させてもらったんですけど、自分の立場以外の点から立候補者に対して、どういう投票をするか考えられるところもおもしろいなと思いました。」

(「センカツ」を考案 川村聖さん)  「もうちょっと小さい頃から選挙に触れるきっかけができたらいいなと思って、このゲームを開発しました。小学生とかにもプレーしてもらって、実際に選挙について知ってもらうきっかけになればいいなと思っています。」


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