若者の投票率を高めようと、高校生に向けた政治や選挙について理解を深めるための授業が香川県高松市で開かれました。
(記者リポート)
「この先、投票権を得る高校生に、選挙について身近に感じてもらうことがポイントです」
香川県と高松市の選挙管理委員会が開いたもので、高松第一高校の2年生約260人が参加しました。
「投票日に旅行があるという理由で期日前投票をすることはできるのか?」「候補者の得票数が同じだったらどうやって決めるのか?」など、選挙に関するクイズに答えたり、選挙の事務や投票を体験したりしました。
(参加した生徒)
「(選挙の)ポスターはよく見てたんですけど、何をしていたかはよく知らなくて最近ツイッターとかで選挙のことが流れてきたので、ちょっとは知ってるっていうくらいでした」
「若者のことを思った政策を考えてくれたら、もっと若者も政治に興味を持って自分も投票に行こうかなって考えるようになると思う」
7月の参院選で、香川県の18歳と19歳を合わせた投票率は27.72%でした。全体の投票率を20ポイントも下回っています。また、8月の知事選の10代の投票率は19.38%でした。
県の選管によりますと、県外の大学に進学して住民票を移していなかったり、そもそも投票日を知らなかったりすることなどが要因だということです。
(香川県選挙管理委員会事務局/宮武周平さん)
「自分とは遠いものだと思ってしまったら投票に行かなくなると思いますので、選挙をより身近に感じてもらって投票してもらいたい」