養殖カキの生産量が県内の3分の1を占める香川県多度津町の「白方カキ」。その殻むき作業を高校生が体験しました。
漁業への関心を高めてもらおうと、多度津高校海洋生産科の2年生30人が出荷作業を学びました。初めての体験に悪戦苦闘しながらも、一つ一つ丁寧に身を剥がしていました。
(記者) 「3つ分のくっついたところに包丁を向けて、ざくざくと。お~できました!」
「白方カキ」は、味が濃厚で加熱しても身が縮まないのが特徴です。今年は、少し小ぶりですが、水揚げ量は例年並みだそうです。
(生徒は) 「貝柱を見つけるのが難しいです。」 「叩く時にどれくらい力を入れたらいいかとか、カキを潰したらどうしようとか難しいです。」 「実習室に帰って、調理してみんなで食べたいと思います。おいしく作りたいと思います。」
(白方漁協 井上八重子 さん) 「小ぶりだけど甘みがあります。香りもいいです。グラタンとかシチューとか体が温まるものを作ります。」
水揚げは来年の4月頃まで続き、四国のスーパーなどで販売されます。